昨日、学生時代のバイト仲間と久しぶりに会った。

1年ぶりの人もいれば、数年ぶりの人まで、わざわざ関西から駆けつけた人もいた。

あまりに久しぶりだったせいか、酔いが回るまで、何だかうまく話せなかった。

当時はバイトで週に3,4日は顔を合わせ、プライベートでもしょっちゅう誰かの家に集まって飲み倒したり、泊りがけで遠出をしたりと、密度の濃い時間を過ごしたのに。

20代前半を一緒に過ごした人たちが、5,6年、別々の場所で知らない日常を過ごし、再会するというのは感慨深いものがある。

一人を見ても、大きく変わったところもあれば相変わらずなところもあって、あの頃とても輝いていた人が少し小さくなっている場合もあれば、またさらに別の魅力を身につけた人もいて。

20代前半の男女が集えば、色恋沙汰は当然のごとく至るところで繰り広げられ、色んなものが渦巻いていた。好き、嫌い、嫉妬、憧れ、羨望、軽蔑、恋しい、愛しい、可愛い、欲しい、さわりたい、さわられたい、抱き合いたい。

あんな生々しい感情を抱えた数年は、もう2度とないのかもしれない、と。
だってエネルギーいるから。今の自分があの感情をもう一度抱えたら、焼き切れてしまうかも。

わかんないけどさ。

それにしても、男は違うと聞いたけど、女って一時期は間違いなく愛した人と再会しても、あの頃の気持ちがあまり思い出せない生き物なんだな。

わかっていたけど。