友人からのだめだしをもとに、もいっぺん、新しいデザインのドレスを試着してみました。

担当の女の子に、
「あのねぇ、、、この前のやつで決定するって言ったけど、も一度、試してみていい?」
と恐る恐る切り出したら、よくあることなのでしょうが、快諾してくれた。

「なで肩をカバーするために、袖があるタイプのものを着てみたい。」と伝えたら、オフショルダーという形のものを出してくれた。

試着してみたら、「あ、これだ。」と鏡を見た瞬間、心が決まった。

今まで色々と着たけど、「まあ、これも素敵なドレスだわ。似合っているのかどうか何だかよくわからないけど、まあ悪くはないかな。」というテンションだった。

でも、今、思うと、100%気に入って、コレ!という強い気持ちはなかった。
ドレス自体はどれも素敵なんだけど、細かな部分でやはり、体型や雰囲気や好みなどのどこかで、小さなマイナスがあったのだと。当然のことながら、日常的にドレスを選ぶ生活ではないので、何がだめなのか自分でもうまく言えないし、気がつけない。でも、しっくりこないのだけはわかるのです。

『結婚式』や『ウェディングドレス』に憧れや思い込みはないと、豪語していたにもかかわらず、いざ、準備を始めると、ドレスひとつ決めるのに、結局2ヶ月以上かかっている。「どうせ着るなら」という下心というのかな、欲がふくらんだ結果でしょう。

友人に、
「着物はすごく気に入った柄のものが選べたし、ドレスは私にとっておまけなので、いまいち気合が入らないし、まあ、何でもいいわってノリ。」
と言ったら、
「そうは言っても、残るものだから、真剣に選んだほうがいいよ。」
と言われた。

確かに、と思い、「けっ。結婚式なんて大枚はたいて馬鹿らしい。」という気持ちがあったがゆえに斜にかまえている自分を、一時、保留し、素直に一生懸命選び出したら、すんなり、決まりました。人間、素直になることが大事ね。

髪型は夜会巻き、髪飾りはお花で、ブーケを持つ代わりに、リストブーケというものにしようかと。ドレスはお色直しに着るので、カジュアルにまとめました。